最近のオンコロジーMRの市場価値について考えてみた

私は今から約12年前にMRとなりました。

最初の会社はバリバリのプライマリーで接待やゴルフなど、いわゆる人間関係で実績を上げる事が求められていたし、実績を上げるにはそのような活動は必須でした。


当時、異業種から転職した私は楽しくて仕方がなかった事を憶えております。

会社の経費で北新地や京都で接待をし、休日はゴルフをやる。

そして先生達は薬剤を使ってくれる。 

とても良い業界だと思いました。

恥ずかしながら当時は文献すら、ほぼ読んだ事もありませんでした。

でもそれで十分、結果を出す事ができたんです。


ただ時代は変わり接待も禁止されプライマリーMRは削減されていくばかりでした。

そこで私はオンコロジーMRになる事を決意しました。


とにかく転職エージェントにオンコロジー案件を中心に紹介してもらう事にしました。

当時、コントラクトとの契約切れのタイミングもあって活発に転職活動をしており4社から内定を頂く事ができました。

それが今から7年前です。


プライマリー領域の会社から良い条件の提示もありましたが、条件としては劣るオンコロジーの会社へ転職を決めました。

それがMRとしてこの先、生きていく上で最も価値があると思ったからです。


それから転職活動は当分していなかったのですが最近の早期退職募集の多さから久しぶりに転職エージェントに連絡をしてみました。

今はオンコロジーで大学担当して、それなりに結果を残している人材でも正直、転職は厳しいですよ。。。との事でした。

プライマリーだったら今の会社を辞めたらほぼMRは無理とまで言われました。

少しでもマッチングを増やす事が目的で、上手く言ってくるエージェントから特に今は案件が本当に無いし、これからも期待できないと言われました。

別に転職を考えていた訳ではないんですが。。。


オンコロジーMRは増えすぎたそうです。

市場にはオンコロジー経験者はいくらでもいるようですね。

7年前に市場価値を上げたいと思っていましたが時代は変わりましたね。